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新千歳空港でのインシデント

16日に新千歳空港(CHI)で起きた
日本航空(JL)機同士のインシデントについて
個人的に思った事を書きます。

該当機
JL2503 (MD90) Arrival
JL502 (B747-400D) Departure

状況
雪のため、視界は500メートル以下になっており
ビジュアルでトラフィックを確認する事は困難であった。
2本ある滑走路のうち、01Lは除雪作業のため閉鎖中。
JL502は除雪作業による遅れのため
凍結防止剤のホールドオーバータイムを気にしていた。

インシデント内容
JL2503が着陸した際
千歳タワー(TWR)はJL502に対して次の指示を出した。
TWR「expect immediately take off. (すぐに離陸できるように準備しなさい)」
JL502「roger.(了解)」
JL502はタワーの指示のうち、expectを聞き漏らし
immediately take off (すぐに離陸せよ)と勘違いした。
JL502は01Rに進入し、離陸を開始。
約200knまで加速した時点で
タワーからの指示で離陸を中止した。
本インシデントをタワー側とJL502側に分けて書くと
次のように書けると思います。

まず、タワー側についてです。
新千歳空港は空自が管制している空港です。
空自が管制する空港は珍しくありませんし、空自がいる都合で
ターミナル管制やグランドコントロールもあり
地方空港でも細やかな管制が行われており
問題点とは考えにくいです。

ただ、空自の管制は民間の管制とは違い
一種独特なものがあります。
民間機を相手にする場合は
他の民間空港と同様の管制を行いますし
十分訓練もされているとは思いますが
民間との管制の差が多少影響を及ぼしたのかも知れません。
(数年前に同様のインシデントが起こっていますし)

また、タワーはtake offという単語を使っています。
管制では無線を使用するので
聞き違いを少なくする努力が随所に行われており
take offという単語は
離陸許可を出すときのみに使用するようになっています。
今回、タワーが不用意にtake offと言ったのは
大きな問題といえます。
ここらあたりは、空自管制の所以かも知れません。

つぎに、JL502側の問題です。
タワーからの指示を復唱せず、rogerとだけ返答しています。
本来指示に対しては、きっちり復唱しなければなりません。
これも聞き違いを少なくするためです。
ましてや、take offと聞き違えたのであれば
なおさら、「 cleared for take off, japan air 502.」
としっかり復唱するのが筋なのに、それを怠ったのは
かなり重大な問題点でしょう。

また、トラフィックの状況をタワーから聞いているはずなので
JL2503がタワーからグランドに
ハンドオーバされたかどうかも
注意して聞いておくべきだったと思います。

タワーとJL502のヒューマンエラーが重なったせいで
起きたインシデントの可能性大ですが
交信に対して教育を徹底しないと
再発は免れないでしょうね。

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  • 2008/02/19 06:22
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